現場レポート"ANNEX01"~建て方~

2015年4月21日火曜日

建築 住宅 現場 建築、現場レポート

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先週、ANNEX01の建て方工事が行われました。


建て方とは、建物の骨組みを造りあげる建築工事の中の一大イベントです。



やはり塀に囲まれた敷地内では、材料を近くに搬入するのも一苦労のようです。


塀を超えての材料搬入の様子。




















とくに下は建物や塀、上は電線がある場所では


見ている自分もヒヤヒヤものでした。


レッカーの運転手さんの腕には感激しました。


骨組みが立ち上がりました。




















さすがに平屋だと早いですね。


一日で床断熱材、屋根下地まで工事が進みました。



小屋組みの様子




















屋根垂木もかかりました。

床断熱材です。






































屋根下地ルーフィング




















床の断熱材をはじめ、次世代省エネ仕様となっています。


とくに床断熱では根太レス工法とよばれている工法を用いて


床下メンテナンス用の空間をできるだけ高くとり、


また、根太による断熱欠損をできるだけ避けています。




内部からの様子。




















木造での軸組みで重要なのは、柱・梁部材の大きさはもちろんのこと、


地震に抵抗する力を発揮する筋違いや火打ち梁です。
(写真上で斜めに入っている板材と、天井内部分に斜めに入っている短い角材)


木造軸組み構造では地震に対して接合部の形状維持耐力が弱く、


筋違が少ないとおおきな地震に耐えることができません。


筋違いや火打ち梁がフレームの転倒を抑える働きをします。


最近では、特殊な接合部を用いて耐力を発揮し、


筋違いを用いない木造フレームも開発されています。


木造フレームは主に車庫や開口部のおおきな店舗などに向いています。



いよいよ工事も本格的になってきました。


このあと外壁下地シート張り、屋根仕上げ工事、サッシ取り付けに入っていきます。


このあとは細かな取り決めが多くなってくるので、


建主や工務店との打ち合わせがとても重要になっていきます。






富山県で注文住宅をお考えなら。

マツモトケイスケ一級建築士事務所





プロフィール

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高岡市新成町3-43, 富山県, Japan
建主より楽しんで家づくりをする建築家です。 建物の設計監理を生業にして25年、独立して12年目になります。 新築のみでなく増改築も承っております。 住宅やオフィス、自動車修理工場、その他工場など幅広く仕事をさせていただいています。

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